根室港駅とは? わかりやすく解説

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根室港駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/17 15:00 UTC 版)

根室港駅
ねむろみなと
Nemurominato
根室 (2.6 km)
所在地 北海道根室市海岸町
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 根室本線(貨物支線)
キロ程 2.6 km(根室起点)
開業年月日 1934年昭和9年)8月12日
廃止年月日 1965年(昭和40年)10月1日
備考 貨物駅
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根室港駅(ねむろみなとえき)は、北海道根室市海岸町にあった日本国有鉄道(国鉄)根室本線貨物駅廃駅)である。

歴史

1921年大正10年)に根室駅に鉄道が到達してから13年後に、当駅までの貨物支線が開業して営業を開始した[1]

第二次世界大戦前は根室や千島からの鮮魚貝類、蟹缶詰、硫黄鉱石等を発送する一方で、根室・千島での生活物資(木材・石炭・塩等)を受け入れ、戦中は軍需物資も多く取り扱った[2]

千島やいわゆる北方領土を喪失した戦後に入ると、発送荷物としては根室で水揚げされた鮮魚貝類、野菜が主であり、到着貨物としては根室向けの塩、木材、缶詰の空缶等が主であったが、漁獲高の落ち込み、冷凍技術の進歩、トラック輸送の普及等を受けて、1965年(昭和40年)に根室駅に新設の側線で貨物を取り扱うこととなり、支線とともに廃止された[2][1]

年表

駅名の由来

根室港に面しているため[4]

周辺

隣の駅

日本国有鉄道
根室本線(貨物支線)
根室駅 - (貨)根室港駅

脚注

  1. ^ a b c d 『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』北海道旅客鉄道株式会社釧路支社、2001年12月25日、86, 89, 98頁。 
  2. ^ a b 根室市歴史と自然の資料館: “34 港線跡地”. www.city.nemuro.hokkaido.jp. 根室市の史跡標柱. 根室市. 2024年9月8日閲覧。
  3. ^ 内閣印刷局, ed (1934-08-10). “鉄道省告示 第364号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (2283). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2954813/4. 
  4. ^ a b c 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日。ASIN B000J9RBUY 
  5. ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、886頁。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目

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