核セキュリティ・サミット
別名:核セキュリティーサミット
核物質などがテロリストに悪用される「核テロリズム」の脅威に対して、悪用防止やその厳格な核物質管理といった「核セキュリティ」について議論を交わすための国際会議。
核セキュリティでは、核兵器を盗む・奪う、核爆発を引き起こす装置を開発する、周囲を放射性物質で汚染する「ダーティボム」を製造する、原子力施設を対象に破壊活動や妨害行為を行う、といった行為を主な脅威として挙げている。
核セキュリティ・サミットは2010年に第1回会議が開催された。開催地は米国ワシントンD.C.である。第2回会議は2012年3月26日に韓国のソウルで行われる。
関連サイト:
ソウル核セキュリティ・サミット - 外務省
核セキュリティ・サミット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/23 16:45 UTC 版)
核セキュリティ・サミット(かくセキュリティ・サミット、英:Nuclear Security Summit)は、世界の各国が連携して、核兵器の製造に適する品質の核物質であるプルトニウムやウランなどが核テロリズムに使われないように安全や保全を確保し、その維持と管理を厳格に行うことを目的とする国際会議[1]。核安全サミット、核安保サミット、核保安サミットなどとも訳される。
概要
- 2010年4月12日 - 13日 - 第1回会議がアメリカ合衆国・ワシントンD.C.で開催された。参加国47か国から首脳が出席。日本はホスト国、米国は議長国を務め[1]、IAEA事務局長の天野之弥も参加した。
- 2012年3月26日 - 27日 - 第2回会議が韓国・ソウル(コエックス)で開催。53ヶ国の首脳と国際機関代表が参加し、ソウルコミュニケ(共同声明)が採択された。
- 2014年3月24日 - 25日 - 第3回会議がオランダ・デン・ハーグ(ワールドフォーラム・コンベンションセンター)で開催。58ヶ国の首脳と国際機関代表が参加し、ハーグコミュニケ(共同声明)が採択された。
- 2016年3月31日 - 4月1日 - 第4回会議がワシントンD.C.のホワイトハウスで開催された。
提唱者のバラク・オバマが任期切れを以てアメリカ合衆国大統領を退任するため、全4回で終了する。
脚注
- ^ a b “核セキュリティ・サミット準備会合の開催”. 外務省 (2009年12月2日). 2010年4月22日閲覧。
関連項目
外部リンク
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