染色体説以後の研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 07:59 UTC 版)
サットンが提唱した染色体説は、モーガンの貢献により、実証された。しかし一方で、遺伝子の実体は不明のままだった。モーガンは、ノーベル賞受賞講演において遺伝子の物理的実体にはあまり関心が払われていないことを指摘している。 遺伝子の物理的実体が明らかにされるまでには、染色体説の実証からさらに数十年の時が必要であった。この間、生化学や構造生物学の発展に加え、細菌遺伝学やファージ遺伝学の発展により、染色体を構成するタンパク質と DNA のうち、DNAこそが遺伝情報の担体であることが明らかになった。
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