染織工
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 01:13 UTC 版)
伝世された遺品は必ずしも多くないが、東京国立博物館の鎧直垂の錦、東寺の舞楽用具の錦などによって、この時代の力強い作風がうかがうことができる。全体的に伝統的な技術に則っていたが、鎧の威(おどし)や染皮(そめかわ)においては新しい技術・技法の発達がみられた。なかでも、鎌倉時代初期につくられた大山祗神社(愛媛県今治市)の赤糸威は優品として著名である。この時代の武士は、合戦で目立つ赤色をことのほか好んだ。
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