東洋製糖から大日本製糖へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 08:53 UTC 版)
「北大東島のリン鉱山」の記事における「東洋製糖から大日本製糖へ」の解説
1927年3月に始まった昭和金融恐慌の中で鈴木商店が倒産した。親会社である鈴木商店の倒産によって東洋製糖は経営難に陥る様相となった。東洋製糖は金融面で行き詰っていたわけではなかったが、事態を乗り切るために台湾での事業の一部を売却して負債を整理した上で、大日本製糖に吸収合併されることを決断した。両社は7月29日に臨時株主総会を開催し、合併案は可決された。なお北大東島のリン酸礬土鉱を原料としてリン酸アルミナを製造していた子会社の大成化学もこの時、大日本製糖に吸収された。 南北大東島の所有権も東洋製糖から大日本製糖へと移ったが、経営方針、そして人事もそのまま引き継がれたために大きな変化は起きなかった。
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