村岡晋一とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 村岡晋一の意味・解説 

村岡晋一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/26 09:21 UTC 版)

村岡 晋一
人物情報
生誕 1952年????
日本熊本県八代市
出身校 中央大学
学問
研究分野 哲学
研究機関 秋田経済法科大学秋田桂城短期大学中央大学
テンプレートを表示

村岡 晋一(むらおか しんいち、1952年 - )は、日本哲学研究者、翻訳家中央大学名誉教授[1]。専門はドイツ観念論、ドイツ・ユダヤ思想

経歴

1952年、熊本県八代市で生まれた[2]熊本県立八代高等学校を経て、中央大学文学部で学んだ。卒業後に同大学大学院文学研究科に進学。1984年に博士後期課程を中退。

1987年、中央大学に所属していた木田元との共訳でマーティン・ジェイ著『アドルノ』を出版。1995年、秋田経済法科大学地域総合研究所研究員となった。1996年より秋田桂城短期大学地域社会学科助教授。1998年、中央大学理工学部助教授に転じた。2004年、教授。2023年に中央大学を退任し、名誉教授の称号を授与[3]

受賞・栄典

研究内容・業績

数多くの哲学書のドイツ語英語から日本語への翻訳を手がけており、細見和之小須田健と共訳したフランツ・ローゼンツヴァイク著『救済の星』で2009年度レッシング・ドイツ連邦共和国翻訳賞を受賞している[4]

評価

宮台真司は、2009年の論壇回顧において「私の3点」のひとつに村岡の『対話の哲学』を挙げている[5]

著作

著書
  • 『対話の哲学:ドイツ・ユダヤ思想の隠れた系譜』講談社選書メチエ 2008
  • ドイツ観念論 カント・フィヒテ・シェリング・ヘーゲル』講談社選書メチエ 2012
  • 『名前の哲学』講談社選書メチエ 2020
訳書

参考文献

出典・脚注

  1. ^ 名誉教授一覧”. 中央大学 学事部学事・社会連携課 (2024年4月1日). 2024年9月29日閲覧。
  2. ^ 健康な悟性と病的な悟性”. 紀伊国屋書店BookWeb. 2012年8月13日閲覧。
  3. ^ 名誉教授一覧”. 中央大学 学事部学事・社会連携課 (2024年4月1日). 2024年9月29日閲覧。
  4. ^ レッシング・ドイツ連邦共和国翻訳賞授賞式”. ドイツ大使館東京. 2012年8月13日閲覧。
  5. ^ “(回顧2009)論壇 55年体制から「歴史的転換」、求められる変革への構想力”. 朝日新聞(朝刊): p. 30. (2009年12月5日)  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  6. ^ 『シンボル形式の哲学』は全4巻。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「村岡晋一」の関連用語

村岡晋一のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



村岡晋一のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの村岡晋一 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS