長谷雄草紙
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長谷雄草紙(はせおぞうし)は、平安初期の文人・紀長谷雄にまつわる日本の絵巻物である。紙本著色、1巻で詞絵とも5段。縦29.6cm、横1001.9cm[1]。永青文庫蔵、重要文化財。鎌倉から南北朝時代頃の作か。この物語の基本構造は、民間説話の笑い話「鼻高扇」と一致しており、元は優れた貴族の滑稽譚として成立したと見られる。物語の成立は鎌倉末まで遡ると考えられ、その短く平明な話の筋は後のお伽草紙の萌芽を示している。
- ^ “重要文化財 長谷雄草紙”. 永青文庫美術館. 2023年1月12日閲覧。
- 1 長谷雄草紙とは
- 2 長谷雄草紙の概要
朱雀門の鬼(すざくもんのおに)
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「陰陽師 (漫画)」の記事における「朱雀門の鬼(すざくもんのおに)」の解説
博雅が朱雀門にて笛を吹いていた際に現れた鬼。その正体はおそらく、平安中期の学者・紀長谷雄。朱雀門に現れては夜な夜な笛を吹いていたものの、自分に匹敵する笛の吹き手が現れないため、その魂は朱雀門で漂い続けていた。しかしある夜、博雅が朱雀門で笛を吹いていた際、彼の笛の音に感嘆し、自身の笛・葉二を渡し、成仏する。初登場時は、水干を身にまとった妖艶な美青年の姿をしているが、後に狩衣・烏帽子姿の秀麗な公達の姿に変わる。
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