本機構が授与する学士の学位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 05:30 UTC 版)
「大学改革支援・学位授与機構」の記事における「本機構が授与する学士の学位」の解説
機構が授与する学士の学位は大学卒業者(大卒)と同等の学力を証明するものであり、大学院入学試験や人事院規則上、大卒と同等と認定される。一定の要件を満たすことで教員免許の取得や各種の資格・免許を取得することも可能であり、多くの企業では大卒と同じ扱いとして採用・人事考課を行っている。もっとも、機構で学士の学位を取得したとしても、学歴上は大学卒業になるわけではなく、むしろ学位の取得方法の違いと捉えるとわかりやすい。つまり、大学卒業すなわち教育課程の修了による取得か、大学卒業と同等以上の学力があると文部科学大臣の定める基準で認められることでの取得かの違いに過ぎないといえる。 また、機構では申請者が大学等の科目等履修生として取得した単位をもとに、大学生と同等の学習をしているかを審査し、さらに学修成果の提出および小論文試験によってその達成度を審査の上、合格者にのみ学士の学位を授与している。一方で、大学卒業に必要な教育課程の修了要件として論文提出が必須でない場合も少なくなく、本来の学位の授与基準が学術上の能力であることを鑑みれば、機構による学士の学位の取得は、実質的に大卒と同じといえる。 学位取得者に対し同機構が推奨している学歴欄記入の例は「○年○月 学士(○○)の学位取得 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構」。
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