未来からくる演奏家を聴く会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 00:18 UTC 版)
「宮島将郎」の記事における「未来からくる演奏家を聴く会」の解説
宮島が日本テレビ在籍時、在京オーケストラの指揮者やソリストが外来演奏家で占められていることへの疑問から、日本人演奏家を発掘するために『私の音楽会』を制作した。12年間に約300本放送された『私の音楽会』により、無名だった多くの若い演奏家たちが音楽関係者と聴衆の関心を集め、現在では第一線の演奏家として活躍している。宮島はこの番組の精神を放送でなく演奏会で再現しようと、1997年に「未来からくる演奏家を聴く会」を旗揚げした。演奏会は月1~2回というハイペースで開催され、2020年1月までに278回を数える。出演者の募集・選考から演奏会場の確保、会員募集・会費徴収、チケット販売、演奏会マネジメント等の事務一切は宮島と若干のボランティアが行っている。「若い音楽家を育てる」趣旨から、出演者にチケット販売などの経済的な負担は無い。会費やチケット代は有料であるが、収益は出演者に還元され、宮島は無報酬である。趣旨・回数・規模いずれも類例がない社会運動であるが、これまでに宮島に対して栄典が贈られたことは無い。会員以外スポンサーも無い。しかしながら宮島は意に介さず次回の演奏会の案を練っている。
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