木組み建造物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 07:56 UTC 版)
「ゼーリゲンシュタット」の記事における「木組み建造物」の解説
ゼーリゲンシュタットには、17世紀から18世紀に建設された歴史的建造物や木組み建築が数多くあり、その一部は保護文化財に指定されている。このため、本市にはドイツ木組みの家街道の 9つのルートのうちの 1つ(ライン=マイン=オーデンヴァルト・ルート)が通っている。 木組み建築のほとんどは、3階建から4階建でマルクト広場やその周辺の通り(特にシュタインハンマー通り、クライナー・フィッシャーガッセ、グローサー・フィッシャーガッセ、クライナー・マインガッセ、グローサー・マインガッセ、フライホーフ通り)沿いに位置している。たとえばマルクト広場に面した旧鍛冶屋(マルクト13番地、現在はレストラン)、マルクト7番地および10番地、乳鉢を持つ薬剤師のエンブレムを掲げた古い薬局、装飾豊かな張り出し部を有する1596年建造の「アインハルト=ハウス」、シュタインハイマー通りとシュタットミューレンガッセとの角にある家(1697年建造)、フライホーフ広場3番地(1567年建造)、フライホーフ通り4番地の小さな家などである。 ローゼンガッセの木組み建築が密集した地区クラー=フランクライヒ(小フランス)は、特殊な歴史的背景を有する。三十年戦争ノの地、戦闘、飢餓、ペストで人口が大幅に減少したため、修道院長レオンハルト・コルヒョンが故郷のワロン地方から人々を呼び寄せ、ここに住まわせたのである。この地区の住民の名前はフランス語圏の出自を想起させる。
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