暗譜の方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 00:05 UTC 版)
基本的には楽譜表記を覚えることにあるが、単純に丸暗記という手段では暗譜能力の向上は望めない。楽譜を理解する能力、つまりソルフェージュ能力が必要であり、ソルフェージュ能力に長ける者はそれだけ暗譜スピードも速い。つまり耳を使う(聴力ではない)ことが第一である。そのため、目で見て覚えられるということは少ない。 「音符」「歌詞」「強弱記号」「演奏記号」「速度」などの記載事項は元より、伴奏がある場合や他の者が居たりする場合は、打点・バランス・タイミングなどを覚えることも暗譜能力の一つとされる。 ほとんどの演奏者は、暗記という手段は軽い段階に留め、楽曲全体面での理解を深めながら暗譜を進めることが多い。楽器演奏の際は音を押さえるポジションなどで覚えることもある。しかしどの分野においても、結果的にソルフェージュ能力が出来不出来を左右することには変わりが無い。
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