映像で記録された隠し球とは? わかりやすく解説

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映像で記録された隠し球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 05:55 UTC 版)

隠し球」の記事における「映像で記録された隠し球」の解説

1984年5月29日西武ライオンズ南海ホークス第11回戦、1-0迎えた2回裏一死二、三塁の局面西武打者行沢久隆中堅方向犠飛放ち三塁走者石毛宏典ホームインして2点目を追加二塁走者駒崎幸一三塁進んだ。この時、南海三塁手立石充男中堅手河埜敬幸からの返球捕球した後、投手畠山準返球しないまま元の守備位置付き走者駒崎三塁から足を離した一瞬の隙を突いて駒崎刺殺した。 このプレイ特筆すべき点河埜返球から立石隠し球決めるまでの一連の流れ全て映像記録されていた点である。当事者立石証言では、塁審五十嵐洋一立石投手返球ていない事に気付いていたが、インプレイ中の為わざと気付いていない振りをしており、西武三塁ベースコーチ近藤昭仁駒崎との会話に気を取られていてボール行方着目していなかったという。立石また、自身意図気付いた畠山遊撃手久保寺雄二巧妙に時間稼ぎ行ってくれた事が成功の鍵であったという。一方駒崎によると、近藤自身プロ入り安打での出塁考慮し、(広岡達朗監督方針でもあった)無理な進塁狙い諫める為に敢えて話し掛けてきた事、西武ベンチではコーチ森昌彦のみが立石返球ていない事に気付いていたが、コーチ選手プレイ立ち入る事を気兼ねして積極的な注意指示出せなかった事などが証言されている。 また、この映像2015年時点隠し球の手法が克明に記録されていたという点では、NPB史上唯一ののであるともされている。当時カメラマンの間では「誰が最初に隠し球の完全な撮影成功するか」が話題となっており、カメラマンの間では山崎裕之元木大介らの内野手は「隙あらば隠し球を狙う曲者」として明確に認識されていたという。立石自身二軍戦で数回隠し球決めており、チームメイトからは「隠し球をいつでも狙っている」と認知されていたと証言している。 一連の映像この年の『プロ野球珍プレー・好プレー大賞』で取り上げられみのもんたによる軽妙なナレーション相まって非常に有名な一幕となったまた、この映像の解析から、攻撃側備えるべき隠し球防衛策についても研究進み2015年現在ではNPBこのような隠し球再度決められる余地はほぼ無くなったともされている。

※この「映像で記録された隠し球」の解説は、「隠し球」の解説の一部です。
「映像で記録された隠し球」を含む「隠し球」の記事については、「隠し球」の概要を参照ください。

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