星ヶ丘延伸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/27 18:44 UTC 版)
「名古屋市電東山公園線」の記事における「星ヶ丘延伸」の解説
東山地区よりも東、星ヶ丘地区では、明治時代に入ると開墾が始まっていたものの、東山まで市電が延伸された後の1938年時点でも人家が13戸に過ぎない未開発の地であった。この地域まで都市化が及ぶのは、1956年(昭和31年)に日本住宅公団の星ヶ丘団地建設が契機であった。 1958年(昭和33年)になり、星ヶ丘地区の東方にあたる旧猪高村(1955年名古屋市に編入、現・名東区)一帯にて市営住宅や公団住宅の建設計画が進行中であり、これらが完成すると既存の市営バスや名鉄バスでは輸送力が不足する見込みであるとして、市は市電の星ヶ丘延伸を計画する。また池下車庫用地を地下鉄車庫に転用する予定であることから、星ヶ丘への車庫移転もあわせて計画した。特許区間は千種区東山通5丁目から田代町字瓶杁までの1.14キロメートルで、これは1958年10月10日付で特許を取得している。 1959年(昭和34年)3月25日、東山公園線東山公園 - 星ヶ丘間1.140キロメートルが開通した。続いて同年6月10日には星ヶ丘操車場が開設され、池下臨時操車場(旧・池下車庫)が廃止された。
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