明方ハムと明宝ハムの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 04:41 UTC 版)
「明方ハム」の記事における「明方ハムと明宝ハムの違い」の解説
現在、明方ハムと明宝ハム(めいほうハム)の両方が存在する。歴史でもわかるように、元々は同じ物であった。農協(現JAめぐみの)が中心となって展開したのが、めぐみの農業協同組合食肉加工事業所が製造する明方ハムであり、明方村(後の明宝村、現郡上市)が中心となって展開したのが、明宝特産物加工株式会社が製造する明宝ハムである。 明宝ハムは全国的に展開されているが、明方ハムは殆どが岐阜県内でしか流通しないという。明方ハムは希少価値をつけるためにあえて生産数を制限していた。上述のNHKの明るい農村で紹介された時も、番組の演出でなかなか販路が広がらないような紹介をされていたが、実際には各地の販売店から引く手あまたの状態であった。そのため郡上郡(現郡上市)外では、希望小売価格の数百円増しのプレミア価格で販売されていた。このように人気がありながら、あえて増産を控える農協の方針に対する地元民の不満も、後に明宝ハムが誕生する遠因となった。
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