旧章 負う男
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:21 UTC 版)
アグニは「殺して」と願うユダの木を破壊し、彼女の祝福によって炎が消え普通の身体に戻る。祝福の使い過ぎによって記憶を失い幼児退行したユダを、アグニはルナとして扱い、自身の正体を隠して、生き残ったテナらドマの元教え子たちと合流する。その後10年間、かりそめの穏やかな生活を享受し、アグニとルナ(ユダ)は絆を深めていく。一方で生き残ったサンとネネトは、スーリャやべヘムドルグ残党と合流し、アグニ教を再興していた。そしてネネトらによってユダは連れ去られ、テナらはアグニが恩師ドマを殺した「ファイアパンチ」であることを知る。テナの娘イアの祝福の炎で再び全身に炎を纏ったアグニは、テナたちと決別し、ルナ(ユダ)救出のためにアグニ教の拠点で多くのアグニ教徒を虐殺、教祖となって暴走していたサンも焼き殺す。もはや自分が何者かも分からなくなったアグニを、ユダは抱きしめて「生きて」と告げ、祝福によって彼の炎を消す。ユダは記憶を失ったアグニをネネトに託し、世界を温めるために自らの意志で再び木となる。生まれ変わったアグニは、ネネトにサンとして育てられ、教祖となる。二人は暖かくなった世界で人々を集め、豊かなコミュニティを作る。
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