旧常明寺跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 18:44 UTC 版)
「旧淨明寺跡」とも書く。安濃町草生平尾集落の山奥深く、標高240メートル前後の北東に延びる尾根傾斜面に立地する。比佐豆知菅原神社(草生天神)から登山道を登り、町第三配水地を経ると、所在地である字「古屋敷」に到着する。常明寺は織田信長の伊勢侵攻の際、焼き討ちに遭い焼失した。江戸期には寺付近に20戸近くの民家があったといわれているが、安政地震で山崩れが発生したため、村人は麓の平尾へ移転した。13世紀前半頃 鎌倉期の山茶碗などが発掘されていて、他に瓦片、近世陶磁器も採集されている。常明寺の本尊と言われる、市指定有形文化財の大日如来と四菩薩坐像は平安時代(10〜11世紀)に造像されたとされ、安濃町内でも最古の仏像である。
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