日豊本線竜ヶ水駅土石流事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:16 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (1950年から1999年)」の記事における「日豊本線竜ヶ水駅土石流事故」の解説
1993年(平成5年)8月6日 16時53分ごろ(鉄道災害) 平成5年8月豪雨において、日豊本線竜ヶ水駅近くで崖崩れが発生。竜ヶ水駅舎が埋まり、停車中の列車2本(キハ40系・キハ200系)が土石流に飲み込まれて大破した。 崖崩れが起こると判断した乗務員は現場にいた警察官とともに、崖崩れの発生直前に車内の乗客約300人を車外に避難させた。乗客・乗務員ともに全員助かった。 なお、救助活動に従事した乗務員はこの年のシチズン・オブ・ザ・イヤーにて表彰された。乗務員のうち1人は、事故から3週間後に喘息発作を起こして過労死し、最終的に労災認定された。また、乗客や国道の避難者を最後まで誘導し続けた警察官2人は、8月31日に警察庁長官賞詞を受賞し9月1日付で1階級特進した。 被災車両のうちキハ40系2両(キハ40 2106・2124)とキハ200形1両(キハ200-1007)が廃車となった。なお、キハ200-1007は落成から約9か月と非常に短命だった。 事故後、乗務員と警官の活躍が『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』や『奇跡体験!アンビリバボー』などのテレビ番組で紹介された。現在、竜ヶ水駅構内に災害復旧記念碑が建てられている。 「吉野 (鹿児島市)#平成5年8月豪雨」も参照
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