日満電報
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:03 UTC 版)
内地、朝鮮、台湾、樺太又はヤップ島と、関東州、南満州鉄道付属地又は満州国との間、及びこれら各地と芝罘との間で行なわれた電報である。これは、日本政府の電信系と満洲電信電話の電信系による。本文全部が数字で記載された和文電報では、名宛を中国電報新編による数字で記載することができる。料金は最低5語分が課せられる(1語とは、本文及び指定を通じて、各5字又はその端数ごと)。名宛は全て2語として計算され、連記された第2以下の名宛、発信人名及び逐書した追尾電報又は再送電報の第2以下の居所は、字数に関わらず1語と計算される。特殊扱いには、至急、照校、電報受信報知、郵便受信報知、同文謄写、時間外、別使配達及び艀船配達があり、新聞電報には至急、同文謄写、予約新聞電報及び予約同文謄写があり、翌朝配達、別使配達料受信人払及び艀船配達料受信人払の取扱いはなく、この他は概ね内国電報と同じである。日満無線電報は、内地、朝鮮、台湾、樺太及び南洋群島にある海岸局又は関東州、南満州鉄道付属地及び満州国にある海岸局によって日本又は満州国の船舶局もしくは託送発受所と送受し、取扱いは概ね内国無線電報と同じである。日満年賀電報もある。
※この「日満電報」の解説は、「電報」の解説の一部です。
「日満電報」を含む「電報」の記事については、「電報」の概要を参照ください。
- 日満電報のページへのリンク