日本見聞記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 14:47 UTC 版)
1877年に刊行した『Le Japon de Nos Jours et les Echelles de l'Extreme Orient: Ouvrage Contenant Trois Cartes』の中で、ブスケは『日本の職人』について、こう記している。 どこかの仕事場に入ってみたまえ。人は煙草をふかし、笑い、喋っている。時々槌をふるい、石を持ち上げ、ついでどうゆう風に仕事に取り掛かるかを論じ、それから再び始める。日が落ち、ついに時が来る。さあ、これで一日の終わりだ。仕事を休むために常に口実が用意されている。暑さ・寒さ・雨、それから特に祭りである。 また、「日本人の生活はシンプルだから貧しい者はいっぱいいるが、そこには悲惨というものはない」と書き、日本人に欧米諸国の貧困層がもつ野蛮さがないことに驚嘆しつつ、次第に失われていくことを惜しんだ。
※この「日本見聞記」の解説は、「ジョルジュ・ブスケ」の解説の一部です。
「日本見聞記」を含む「ジョルジュ・ブスケ」の記事については、「ジョルジュ・ブスケ」の概要を参照ください。
- 日本見聞記のページへのリンク