日本製鋼所広島製作所とは? わかりやすく解説

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日本製鋼所広島製作所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/15 08:27 UTC 版)

座標: 北緯34度22分14秒 東経132度31分06秒 / 北緯34.370636度 東経132.518281度 / 34.370636; 132.518281

正面玄関

株式会社日本製鋼所広島製作所にほんせいこうしょひろしませいさくしょ、The Japan Steel Works, Ltd. Hiroshima Plant)は広島県広島市安芸区船越南1丁目6-1にある、日本製鋼所の製作所である。

概要

日本製鋼所広島製作所は、1917年大正6年)に広島県船越村に設立された松田製作所を1920年(大正9年)買収してできた廣島工場を前身とする[1]、日本製鋼所の主力機械工場である。

広島製作所では射出成形機、造粒機、混練押出機などの樹脂機械、マグネシウム合金の射出成形(チクソモールディング)機、携帯電話などに使われるマグネシウム射出成形品を生産している。

また日本で唯一のを製造できる工場であり、現在も機関砲、戦車砲、艦載砲などの砲のほか、ミサイル発射装置などの兵器システムを製作している。

生産品

アクセス

沿革

  • 1917年(大正6年)広島県船越村南部(現在の広島市安芸区船越南)から仁保村字延命(現在の広島市南区堀越3丁目)に渡る土地に株式会社松田製作所を設立
  • 1918年(大正7年)株式会社日本製鋼所が株式会社松田製作所へ資本参加。同年6月、株式会社日本製鋼所による出資比率が70%に達したのを機に商号を株式会社広島製作所と改める
  • 1920年(大正9年)株式会社広島製作所を買収、日本製鋼所広島工場(現広島製作所)とする
  • 1945年昭和20年)終戦、民需転換開始
  • 1949年(昭和24年)広島日鋼争議
  • 1950年(昭和25年)ガス圧縮機、樹脂押出機の第一号機完成
  • 1950年(昭和25年)企業再建整備法により株式会社旧日本製鋼所と改称ののち解散、あらたに株式会社日本製鋼所を設立(4製作所、1作業所体制)
  • 1961年(昭和36年)樹脂射出成形機第一号機完成
  • 1975年(昭和50年)広島製作所内に機械研究所を設立
  • 1979年(昭和54年)デミング賞事業所表彰を受賞[2]
  • 1993年平成5年)マグネシウム合金用チクソモールディングマシンの第一号機完成
  • 1995年(平成7年)ISO 9001取得
  • 1998年(平成10年)ISO 14001取得

脚注

  1. ^ 海田史年表『海田町史 通史編』p842、海田町編集、昭和61年9月10日、全国書誌番号:87013317
  2. ^ 受賞者リスト デミング賞”. 日本科学技術連盟. 2021年6月25日閲覧。

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