日本人戦犯の「改造」と認罪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 09:05 UTC 版)
「撫順戦犯管理所」の記事における「日本人戦犯の「改造」と認罪」の解説
戦犯政策の総指揮をとった周恩来の方針で、手厚い対応を行い、十分な食事が与えられ、強制労働もなかった。中国人管理所員は礼儀正しく、日本人を殴ったり叱ることはなく、丁寧に諭した。当初は「武士の情け」 なのではないかと訝っていた日本軍人もいたが、人道的な待遇が基本方針であることがわかると、警戒心を解いた。日本人捕虜が贅沢な食事をとることに反感を抱いた中国人職員の多くが転出を希望するほどであった。 「正しい思想を正しい方法で教育すれば人間は変わる」という毛沢東の「改造」政策によって、捕虜は毎日、学習や運動をして過ごした。 日本人戦犯の「改造」教育課程は、三段階となっており、 反省学習(マルクス主義や毛沢東思想の学習) 罪行告白(坦白(たんぱい)) 尋問 となっていた。
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