日本の盲腸線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 17:50 UTC 版)
古く地方鉄道をはじめ、国鉄でも多くの盲腸線が存在したが、自動車利用の普及と合わせて多くの路線が廃止された。 1980年代の旧国鉄の再建では、国鉄再建法は輸送密度を基準に廃止路線を選定することを規定したが、通過需要の少ない盲腸線は輸送密度の計算において不利であった。 また同法施行令第4条では、第1次廃止対象路線として「旅客営業キロが30キロメートル以下であり、かつ、その区間における旅客輸送密度が2000人未満であるもの(その区間の両端の駅において他の日本国有鉄道の鉄道の営業線と接続するもの(中略)を除く)」を定義し、営業距離の短い盲腸線はその多くが廃止対象となった。なお本来、旅客輸送密度が2000人未満は第2次廃止対象路線の基準である。 実際に、第1次廃止対象候補の40線区のうち、添田線を除く39線区が盲腸線であり、最終的に多数の盲腸線が廃止された。
※この「日本の盲腸線」の解説は、「盲腸線」の解説の一部です。
「日本の盲腸線」を含む「盲腸線」の記事については、「盲腸線」の概要を参照ください。
- 日本の盲腸線のページへのリンク