日本における価格設定の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:49 UTC 版)
「メルセデス・ベンツ・W140」の記事における「日本における価格設定の変遷」の解説
発売当初(1991年)と、呼称変更を含めた小変更後(1994年)における主なモデルの正規販売価格は次の通り。 (1991年) 600SEL: 2,100万円 → 500SE: 1,400万円 → 300SE: 1,000万円 → (1994年) S600L: 1,620万円 S500: 1,180万円 S320: 820万円 1991年に発表された600SELの値札は2100万円であった。これは前モデル(W126)のフラグシップ560SELの最終価格が1355万円だったこともあり世間を驚かせたが、実際は値引きされ1800万円ほどで販売されていた。 1994年の価格改定は、実質的におよそ180-500万円もの値下げであった。いずれもバブル景気終末期までに策定された強引な価格政策の失敗によるものと同時に、バブル崩壊後の急激な円高進行の差益還元とも言えるだろう。この時期の大幅値下げの類例には、1994年のレンジローバーにおける価格改定(1000万→700万円と約300万円の値下げ)があり、クライスラー・ネオンやサターンなど低価格な輸入車が相次いで発売された。
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