日本におけるセーファーセックスの現状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/19 21:45 UTC 版)
「セーファーセックス」の記事における「日本におけるセーファーセックスの現状」の解説
日本において、セーファーセックスは未だ十分に普及し意識されているとは言い切れず、また実際の方法についての誤解も多い。 セーファーセックスが広がらない最も大きな理由は、「特定の相手としかセックスをしない自分が、性病などにかかるわけがない」という考えがあることである。確かに不特定多数の相手とリスクの高いセックスをしないことは、セーファーセックスのひとつ(後述)ではあるが、こうした「特定の相手」が性感染症ウイルスのキャリアー(保菌者)であることも十分考えられる。特にHIVについては、潜伏期が長いこと、母子感染という感染経路があることなどから、すぐには陽性キャリアーかどうかがわからない。すなわち特定の相手としか性交渉を持たないからといって、セーファーセックスをしなくてもいい理由にはならない。 そのほかにも、実際の性交に関する正しい情報を得る機会や性教育の機会が不足していること、性について相談できる相手や場所が少ないこと、「道具を使わない方が快感が強い」などの説があること、避妊とセーファーセックスを混同していることなどが挙げられる。
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