日本での反響・評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 05:44 UTC 版)
「火星のプリンセス」の記事における「日本での反響・評価」の解説
日本においては、東京創元新社(現東京創元社)の編集者厚木淳の判断で、「火星シリーズ」全11巻が企画された。その第1巻として出版され、武部本一郎の美麗な挿絵が添えられた。海外でも武部の画は人気がある。なお、当初は小西宏が翻訳した(1965年)が、後に厚木淳版が刊行された(1980年)。また、全巻を厚木が訳すこととなった。 なお、厚木によると、本書の出版以前は、地球外を舞台としたSF小説は月どまりだった。「地球と火星と舞台にした雄大なスケール、怪奇冒険小説のスリルとSF的興味が渾然一体となったその面白さ」がスペースオペラの典型を確立、1920年代のSF隆盛と多くの後継者を生んだという。
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