旅客運賃割引証
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 00:10 UTC 版)
召集令状の表面から見て左側は「応召員旅客運賃割引証」ないしは「後払証」として切り離せるようになっていた。これは、召集令状を提示することによって目的地までの交通費が割引になる制度が当時の鉄道省に存在したためである(入営者旅客運賃割引)。割引率は内地国鉄(現・JRグループ)の1等車及び3等車が5割、2等車が4割、鮮鉄(現・KORAILおよび北朝鮮国鉄)、台鉄(現・台湾鉄路)、樺太庁鉄道(現・ロシア鉄道)、満鉄(現・中国国鉄)は一律5割引きとされた。 「等級 (鉄道車両)#国鉄運賃・料金の変遷」も参照 後払証となっていた場合は、本人負担はなく、乗車指定駅で切り離して目的地までの切符が交付された。 ちなみに運賃は本人が支払った分についても到着後配属部隊にて支給することになっており、不足するのであれば事前に市町村役所に届け出れば全額前金で支給することになっていた。
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