新旧分離方式による分割・清算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/25 00:25 UTC 版)
「松下興産」の記事における「新旧分離方式による分割・清算」の解説
松下家や松下電器が減資に応じる一方、三井住友銀行などが1000億円以上の債権放棄、アメリカの投資ファンドであるエートス・キャピタル (Aetos Capital)が優先株を引き受けるなどが行われた。 この過程では新旧分離方式が採用され、松下興産の事業のうち採算事業と不採算事業が切り離された。マンション分譲を中心とした住宅開発などの採算事業についてはMID都市開発(和歌山ロイヤルパインズから商号変更)に分割された。MID都市開発は後に関西電力に買収され「かんでんグループ」となったが、2016年4月1日付で関西電力の子会社である関電不動産に吸収合併され、現在の関電不動産開発へと社名を改め法人格は消滅した。 一方、不採算事業のみが残された松下興産は豊秀興産に商号を変更、2005年(平成17年)9月30日の株主総会において解散を決議し、特別清算(事実上の倒産)を行い解散した。豊秀興産としての最終的な負債の総額は約1500億円であった。
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