新庄氏

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新庄氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2010/03/13 20:06 UTC 版)

新庄氏（しんじょうし）は、日本の氏族（武士）。藤原北家秀郷流とされる。家紋は三つ藤巴。

藤原秀郷の後裔といわれる。南北朝時代に足利尊氏に仕えた遠俊の子・民部丞俊名が近江国坂田郡新庄（滋賀県米原市＝旧・坂田郡近江町）に居住して新庄氏を称したのが始まりである。俊名の子孫は室町幕府に仕え、新庄直頼の代で豊臣秀吉に仕えて摂津国（大阪府）山崎城主になり、その後高槻城主になって1万3000石の大名になった。

しかし、直頼は関ヶ原の戦いで西軍に属したため、領地を没収された上に会津に流され、身柄を蒲生秀行に預けられた。その後、慶長9年（1604年）許されて徳川秀忠に仕え、常陸国行方郡麻生（茨城県行方市）3万300石で大名に復帰して常陸麻生藩の初代藩主となった。新庄直矩のときに嗣子がなく領地を没収されたが、支族で旗本になっていた新庄直時が加増を受けて麻生藩を再興し、幕末に至った。当主は代々駿河守あるいは越前守を称し、明治17年に新庄直正が子爵になった。

系図

俊名
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正俊
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直俊
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直秀
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高直
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直嗣
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直寛
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直昌
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直頼　　直忠
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直定　　　　　　直綱　　直房
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直好　　　　　　直恒　　直時
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直常　　直矩　水野重期　直詮
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　　　　　　　　　　　　直祐　松平直員　松平親純　直矢
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　　　　　　　　　　　　直隆　　直侯　　　　　　　直武
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　　　　　　　　　　　　直規　　　　　　　　　　　直容
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　　　　　　　　　　　　直計　　　　　　　　　　　直孝
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　　　　　　　　　　　　直彪　　　　　　　　　　　直敬
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　　　　　　　　　　　　直ハツ

関連項目

• 麻生藩