新国王の即位と干渉戦争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/23 06:02 UTC 版)
「カルマル戦争」の記事における「新国王の即位と干渉戦争」の解説
かかる背景において、スウェーデンでは新国王グスタフ・アドルフが17歳で即位する。新国王に対し、最初にスウェーデンに干渉を行ったのがデンマーク王クリスチャン4世であった。戦争は、スウェーデン領カルマル地方にある主要な要塞を巡って行われた。 この戦争は、グスタフ・アドルフの緒戦の中での苦戦であった。一方でクリスチャン4世は軍備の増強、特に陸軍の強化を行った。デンマークはイェータ川河口を占領した。その後スウェーデンも反撃し、デンマークはカルマル地方を領有出来なかったが、スウェーデンの主要な要塞エルヴスボリを陥落させる事には成功した。そして1613年のクネレド条約でグスタフ・アドルフから譲歩を引き出し、スウェーデンは、多額の賠償金を支払う事で要塞とイェータ川河口の返還に合意した。しかしスウェーデンは、カルマル地方を辛うじて死守する事には成功した。
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