新吉久停留場
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新吉久停留場 | |
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ホーム設置前ののりば(2008年7月)
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しんよしひさ Shin-yoshihisa (TEKリサイクルセンター高岡 新吉久) |
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◄能町口 (0.5 km)
(0.7 km) 吉久►
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所在地 | 富山県高岡市吉久 |
所属事業者 | 万葉線 |
所属路線 | ■万葉線(高岡軌道線) |
キロ程 | 6.0 km(高岡駅起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
127[1]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1951年(昭和26年)4月1日 |
新吉久停留場(しんよしひさていりゅうじょう)は、富山県高岡市吉久にある万葉線の停留場。
高岡市衛生公社(TEK)のリサイクルセンターがほぼ正面に位置しており、TEKリサイクルセンター高岡 新吉久という駅愛称がある。
歴史
年表
- 1951年(昭和26年)4月1日:富山地方鉄道の米島口 - 新湊(現・六渡寺)間の開業により中間駅として開設。
- 1959年(昭和34年)4月1日:事業譲渡により、加越能鉄道の駅となる。
- 2002年(平成14年)4月1日:事業譲渡により、万葉線の駅となる。
- 2017年(平成29年)7月3日:下り方面にホームを新設。同時に副駅名が設定される。
- 2019年(平成31年)1月30日:米島口側で試運転中の電車が脱線。翌31日まで運転休止となり、バスによる代替輸送が行われた[2]。
- 2020年(令和2年)5月1日:株式会社高岡市衛生公社もネーミングライツ(命名権)取得によりTEKリサイクルセンター高岡 新吉久の駅愛称を使用開始[3]。
ペイント式停留場による事故とホーム設置
片原町、新吉久、吉久の3停留場は道幅が狭いためにペイント式の停留場であり、そのため利用者が通行する車にはねられる事故がたびたび起こっている。新吉久では2008年(平成20年)2月に死亡事故、2013年(平成25年)9月には重体事故、片原町でも2015年(平成27年)11月に車にはねられる事故が起こっており、利用者の安全確保が問題となっていた[4]。これを受け、できる範囲でホームの設置を行うこととなり、新吉久停留場では2017年(平成29年)の夏頃をめどに、これまで事故が多く道路拡幅可能な下り側の停留場をかさ上げしホーム設置を目指し[4]、同年7月3日より供用開始した。なお上り停留場側は道路拡幅が難しく、これまでどおりペイントのみのホームとなる。整備費用は約1,100万円である[5]。またこの際、副駅名として「TEK リサイクルセンター前」と命名された。
停留場構造
相対式ホーム2面2線の地上駅。のりばは下り(越ノ潟駅方面)が上屋のあるスロープ付ホームであるのに対し、上りは路面に白線の枠の中を水色でペイントされただけの簡易なものであり、上屋はない[5]。列車交換が可能である。
停留場周辺
- JR貨物高岡貨物駅
- 新日本電工富山工場高岡地区
- 北陸電力伏木変電所
- 高岡市衛生公社リサイクルセンター - 敷地内の「TEKリトルパーク」にて、かつて当線で運用されていたデ5022が展示されている[6]。
隣の停留場
脚注
- ^ “富山県 駅乗降客数”. 2021年7月3日閲覧。
- ^ “万葉線 脱線箇所のレールを交換”. チューリップテレビ (2019年1月31日). 2019年3月19日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “ネーミングライツについて”. TOPICS. 万葉線 (2020年4月24日). 2022年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月20日閲覧。
- ^ a b 『新吉久電停島式に改修 万葉線整備費1100万円 夏ごろ完了』北日本新聞 2017年3月9日3面
- ^ a b 『万葉線の乗車 安全に 新吉久電停(高岡)「島式」に改修 相次ぐ事故受け』北日本新聞 2017年7月4日30面
- ^ デ5022号車 | 株式会社 高岡市衛生公社
https://takaoka-eisei.info/littlepark/de5022/
関連項目
外部リンク
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