新古典派球場建設ブーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 02:06 UTC 版)
(詳細は、後述の「野球専用球場・ボールパーク(ball park)」の項を参照) 1980年代に入っても流れは変わらず、メトロドームや近代的球場の最高峰とも呼べるスカイドーム(現ロジャース・センター)が建設された。この流れを大きく変化させたのは、1992年に開場したオリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズである。これに続く新古典派球場の建設ラッシュにより1960年代からの円形兼用球場は次々と閉場され、同じ敷地に野球専用球場とアメフト用スタジアムが隣接するチームが増えていった。円形兼用球場は2008年を最後にメジャーリーグチームの本拠地球場としては使われなくなる。密閉型ドームや人工芝球場も減っていった。現在、このブームにそっていないといえる兼用球場で、移転の予定がないのはロジャース・センターのみである。人工芝球場及び密閉型ドームなのはトロピカーナ・フィールドのみである。 2020年にはテキサス・レンジャーズがグローブライフ・パーク・イン・アーリントンに変わってグローブライフ・フィールドが、2023年にはオークランド・アスレチックスがオークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムに変わってオークランドボールパークがそれぞれ開場の予定となっている。現在のMLB本拠地球場は新しい物が多く、フェンウェイ・パークやリグレー・フィールドといった古い球場も新球場建設の予定は無いため、当分の間は現在の球場が継続使用されていく見込みである。
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