料金と効力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 11:37 UTC 版)
JR線の急行料金は、利用する営業キロ(運賃計算キロ等ではない)に応じて設定される。前述の通り、急行列車の普通車の指定席を利用する場合は、あわせて座席指定券(指定席券)を購入する。 同じくグリーン車を利用する場合には急行列車用グリーン券、寝台車を利用する場合には寝台券が別に必要となる(指定席券は不要)。 急行列車の指定券・グリーン券・寝台券は、急行券と同時に申し込むか、当該乗車に有効な急行券を提示した場合に限って購入できる。 急行券の有効期限は指定日当日のみである。1個の急行列車に1枚が(乗り換えごとに1枚が)必要となる。ただし、2つの急行列車が一部区間で併結される場合で、併結運転されている間に一方から他方に乗り換える場合は、通しの1枚の急行券で乗車できる。2016年現在、この規定が適用される定期急行列車はないが、かつては存在した。 また、全車座席指定の急行列車が満席になった場合は、全車座席指定の特別急行列車が満席になった場合と同様、通常の急行券と同額で発売枚数が定められている立席急行券が発売されることがある。立席特急券の項も参照されたい。ただし、2016年以降、定期列車で全車座席指定の急行列車はない。 急行券と、同時に使用する指定席券・グリーン券・寝台券を一度に購入する場合は、両券をあわせて一枚の券片として(一葉式という)発行されることがある。この場合、指定の列車に乗り遅れた場合は、指定席券部分を放棄し、単独の急行券として、券面区間および同一の営業キロ地帯の最も遠い駅まで利用することができる(旅客営業規則第172条4項)。有効期間は単独の急行券と同様であり、指定席券が必要な場合は指定席券のみを新たに購入する。 このような料金券の払い戻しは必ず急行券、指定席券の両方ともに行う。指定席券が使用開始前で有効である場合は、一葉に指定席券の払い戻し手数料のみを適用し、急行券については手数料を徴収しない(同規則第272条4項)。
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