斎藤道三の父
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/04 00:53 UTC 版)
『江濃記』では、斎藤家の家臣には長井藤左衛門(長弘)と長井豊後守がいる。豊後守は山城国西之岡の浪人で長井藤左衛門に仕官し、数々の合戦で戦功を上げて斎藤氏に仕える。斎藤家が断絶すると藤左衛門とともに領地を分けた。藤左衛門と豊後守は不和になり、豊後守が死去するとその子山城守利政が家督を継ぎ、後に斎藤姓を名乗ったとある。この長井豊後守が利隆であるとすると、「六角承禎書写」にある斎藤義龍の祖父とされる長井新左衛門尉(道三の父)と同一人物の可能性も考えられる。 『古代氏族系譜集成』でも、利隆は斎藤利政(道三)の父とされる。 『美濃国雑事記』の「長井系図」でも長井道利は利隆の子で、更に道利は斎藤道三の弟とされる。 『美濃明細記』では、長井利隆は豊後守であり、長井道利の父で、斎藤道三の義父とされる。 なお、『岐阜軍記』にある「斎藤系図」では長井道利は、長弘の子とされる。
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