文献上のヴェシ族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/31 15:33 UTC 版)
『原初年代記』の中に、ベロオゼロの最初の住民であり、ノヴゴロド公リューリクの統治下にあったこと、882年にヴァリャーグや他のフィン系部族(チュヂ族・メリャ族)・スラヴ系部族(クリヴィチ族・スロヴェネ族)と共にオレグの軍に加わり、リューベチ、スモレンスクを陥落させたことなどが記述されている。 10世紀 - 14世紀のアラブ人の地理学者は、ユグラに隣接し、ヴォルガ・ブルガールから北にかけて住んでいた「ヴィス」という部族について言及している。アフマド・イブン・ファドラーンの記した書籍では、ヴィスはアルタニヤ(ru)(10世紀のアラブの歴史書にみられる、ルーシの3つの国のうちの1つ)と共に言及されている。また、ヴォルガ・ブルガールの商人はヴェシと商取引を行い、毛皮と金属製品を交換していたという。このヴィスをヴェシ族と同一だとみなす仮説がある。
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