文壇の客たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 13:50 UTC 版)
永井荷風、菊池寛、中村武羅夫、三上於菟吉らの作家がタイガーをひいきにした。広津和郎の小説『女給』で話題になった菊池寛のカフェー通いはこの店が舞台であった。 永井荷風は1926-27年にかけてタイガーの女給「お久」と馴染んだが、やがて500円の金を要求され、閉口させられた。後日、無頼漢の情夫がおり、度々ゆすりを働いていたことを聞き、日記に「黙阿弥劇の白浪物を見るが如し」と感想を記した。その後もタイガー通いは続き、カフェーを舞台にした小説『つゆのあとさき』を書いた(1931年5月脱稿、同年10月号の「中央公論」に発表)。
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