数学表記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 06:49 UTC 版)
数学では、一般に類似したものを表すのに使われる。A′ は A に類似しているもの、A″ は A と A′ に類似しているもの、といった具合である。例えば直交座標系で(x, y) と表記される点に対し、回転や変換を施した点を(x′, y′) と表記したりする。こうしたプライムの意味は使う度に定義するものであるが、しばしば定義なしに用いられる場合がある。なおいずれも他の表記法もある。 微分や導関数: f ′ (x) および f ″ (x) は、f (x) を x について微分した1階および2階の導関数を意味する。また y = f (x) の時に、y′ は y を x について微分した1階の導関数を意味する。 補集合: A′ は集合 A の補集合である。 余事象: A′ は事象 A に対して A が起こらない事象。 なお素数のことを prime number というが、これとは何の関係もない。
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