教育用カスタネット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 08:30 UTC 版)
教育用楽器として、また幼児のおもちゃとしてよく見られるものは教育用カスタネットと呼ばれ、元々のカスタネットの他、日本の舞踊家千葉みはるがカスタネットをもとに考案したミハルスの影響も受けていると考えられる。元々のカスタネットとミハルスを参考にして現在のような形に改良したのは株式会社プラス白桜社の冨澤捷といわれていて。現在株式会社プラス白桜社は休業、群馬県利根郡水上町にてカスタネット工房と名前を変え冨澤健一が後を継ぎ運営している。材質は当初は桜であったが、その後、材質は桜に留まらず、ブナ、みずき、栗等天然素材にこだわって作っている。 打ち合わせるだけで簡単に演奏できるため、幼児の教育に多く使用されている。本来のカスタネットと違って口を開いたままになるので、手で閉じて打ち合わせるだけで音が鳴る。打ち合わせる部分は片方(多くは赤い方)に突起があり、これを下とすることが多い。音が出しやすく丈夫。赤と青は男子が青、女子が赤、男女共同で使えるためといわれている。
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