教父たちの証言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 03:28 UTC 版)
「トマスによる福音書」の記事における「教父たちの証言」の解説
まず、ローマのヒッポリュトス(Ἱππόλυτος, Hippolytus)が230年前後、『全異端反駁』(Refutatiō Omnium Haeresium)の中で、グノーシス教団の一派・ナハシュ派(オフィス派)に関する報告とともに「トマス福音書」を引用している。つづいて、オリゲネス(Ὠριγένης)が230年、『ルカ福音書講解説教』(Homiliae in Lucam)の中で、異端的な福音書の一つとして挙げている。また、カイサリアのエウセビオス(Εὐσέβιος)が324年、『教会史』(Ἐκκλησιαστικὴ Ἱστορία)の中で、偽作された外典として言及している。シデのピリッポス(フィリポ、Φίλιππος)が430年頃、『教会史』(Χριστιανικὴ Ἱστορία)の中で偽福音書と位置づけている。
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