放送途中開始事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 19:03 UTC 版)
1973年7月29日の放送は、放送終盤の約10分ほどしか放送されない事態となった。これは、細川隆元が軽井沢へ避暑するため地元系列局の信越放送が担当して現地から放送する予定だった。しかし、7月上旬にこの予定が取り止めとなり、通常通りTBSからの放送になったものの、当番組の制作・技術スタッフにきちんと伝わっていなかった。このため、細川と当日の出演者だった藤原弘達が8時にスタジオへ到着した際には真っ暗な状態であった。そこで、出勤していた他の技術スタッフを集めて急ごしらえで設営をしたものの8時30分の放送開始には間に合わず、放送体制が整うまでの間『山と海と太陽』という国民休暇村を撮影した短編映画が放送された。ようやく対談が始まったものの、番組の最後に「あと15秒しかないのか、これじゃ言論弾圧だよ」と発言。視聴者から「細川の発言が政治的に不適当だとして放送局側が意図的に放送をカットしたのでは」と思い込み、TBSに抗議の電話が続く事態となった。
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