放射性物質漏洩の疑惑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/18 15:39 UTC 版)
「大亜湾原子力発電所」の記事における「放射性物質漏洩の疑惑」の解説
2010年6月16日、ラジオ・フリー・アジアは燃料管からの放射性物質の漏れ出しがあったと報じた。当局は「大亜湾の2基の原子炉は安全かつ安定して機能している。放射性物質の漏れ出しは存在しない。」と述べこの報道を否定した。ラジオ・フリー・アジアは正体不明の専門家の意見として、放射性ヨウ素が漏洩したとし、さらに事故は当初政府に報告されず、しばらくの間内密にされていたと報じた。ニューヨークタイムズは発電所の債権者の中電集団によると香港と本土の両方の政府原子力安全監視者に通知し、説明したとラジオ・フリー・アジアとは異なる報道を行った。 中電集団は漏れ出しが少なく、安全性の問題として報告を必要とする国際基準を下回っていたと声明を出した。香港の放射線測定施設は空間放射線量の上昇を検出しなかった。本土の報道も正常な運用条件下にあり報告を必要とする国際基準を下回っていたとする当局の状況説明を引用した。なお、ウォールストリートジャーナルは5月23日にこの事故が発生し、中電集団が「大亜湾原子力発電所2号機の放射性レベルの上昇は軽微であり、過去2週間、レベルは安定し、市民にはいかなる影響もない」との表明を報道している。
※この「放射性物質漏洩の疑惑」の解説は、「大亜湾原子力発電所」の解説の一部です。
「放射性物質漏洩の疑惑」を含む「大亜湾原子力発電所」の記事については、「大亜湾原子力発電所」の概要を参照ください。
- 放射性物質漏洩の疑惑のページへのリンク