擲弾兵の登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 08:20 UTC 版)
近代陸軍に於て最初に擲弾の投擲を任務とする兵士を組織したのはルイ14世時代のフランスで、1667年に陸軍中佐マルティネが発案したと云われている。そして、1670年代には各歩兵連隊に精強な兵士を集めた擲弾兵中隊が編成され、他の国でもそれに倣うようになった。また、全中隊を擲弾兵で編成した擲弾兵連隊も編成された。 フリードリヒ兵隊王の軍には「装甲擲弾兵」(Panzergrenadier)と呼ばれる、怪力の大男を集めた部隊が存在した。後世におけるPanzergrenadierの日本語訳から遡って、この時代においての装甲擲弾兵もそのように訳されているが、この時代のPanzerは、本来は装甲というより鎧と訳すべき言葉である。当時は廃れかけていた鎧を着込んでいる事から、その名で特筆されていたようである。
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