提唱者と影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/21 22:51 UTC 版)
古くは古代ギリシャのデモクリトスを機械論の論者とし、それを「原子論的機械論」と呼ぶ人もいる(デモクリトスは冒頭の機械論の定義と合致する主張をしたのである)。ただし、その理論の成熟度や当時の時代背景等々もあり、多くの支持者を得ることはできなかった。 ルネ・デカルト(1596年 - 1650年)が機械論的な見方を提唱したことは誰もが認めている。デカルトの機械論は特に巧みで説得力があったので、多くの信奉者を生み出し、ニュートンやライプニッツらにも大きな影響を与え、それはひとつの潮流ともなり「デカルト主義」とも呼ばれた。さらにデカルトが亡くなってから100年近く経った後、ジュリアン・オフレ・ド・ラ・メトリーが霊魂の存在を否定し、デカルトの動物機械説を人間にも適用し、人間を精神と肉体機械とみるデカルト的二元論よりも機械論に徹底した生命観「人間機械論」を提唱した。
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