拡張属性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 15:12 UTC 版)
XFSは拡張属性として複数のデータストリームを一つのファイルに格納することが出来る。これにより複数のname/valueの対を一つのファイルに付け加えることが出来る。nameは最大で256バイトのヌル終端文字列で、valueは最大で64キロバイトのバイナリデータである。さらにrootとuserの2つの名前空間に分けて記録できる。root名前空間に記録された属性はスーパーユーザーのみが変更可能であり、user名前空間の属性はそのファイルの書き込みパーミッションを持つユーザーのみが変更できる。この拡張属性は、シンボリックリンクやデバイスノード、ディレクトリなどあらゆる種類のXFSのinodeに付加することが可能である。attrツールを使用して、コマンドラインから操作することが出来る。xfsdump/xfsrestoreツールは拡張属性をサポートしており、拡張属性も併せてバックアップ/リストアされる。他の多くのバックアップツールはXFS拡張属性に対応していない物が多い。
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