拘縮とは? わかりやすく解説

こう‐しゅく【拘縮】

読み方:こうしゅく

1回だけの刺激によって生じ筋肉持続的な収縮痙縮(けいしゅく)。

関節原因がなくて、関節が動かなくなる状態。


拘縮(こうしゅく)

寝たきり長い間体を動かさないでいると身体はどんどん衰え筋肉皮膚など関節周囲軟部組織伸縮性失って固くなり、その結果関節動き悪くなる状態のことです。

拘縮を起こすと、手足関節を動かすときに痛み出て本人辛い思いをするとともに介護するにとっても介護しにくくなり、負担増えます日頃から、関節を動かすストレッチ運動しながら、拘縮予防をすることが大切です。


硬直、拘縮


拘縮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/06/25 08:43 UTC 版)

拘縮(こうしゅく、: contracture)は、関節包外の軟部組織が原因でおこる関節可動域制限のことである。生理学的には活動電位の発生の停止により筋が弛緩しなくなる現象。

  1. 皮膚性拘縮
    皮膚熱傷や挫滅から回復する際、ケロイド肥厚性瘢痕などにより引きつれるために起こる。瘢痕拘縮のひとつ。いったん拘縮すると手術以外に除去方法がない。Z形成術やティッシュエキスパンダーによって皮膚の不足分を補うなどの方法がある。
  2. 結合組織性拘縮
    皮下組織や、腱膜の瘢痕拘縮。
  3. 筋性拘縮
    高齢者が長期間寝たきりだったことに起因する廃用性の萎縮を指すほか、阻血によるフォルクマン拘縮もこれに含まれる。
  4. 神経性拘縮
    痙性麻痺や痛みに対する反射性の筋緊張によるもの。

拘縮は歩行機能やADLの阻害因子となり、リハビリテーションの対象となることがある。特に、脳卒中患者や高齢者の介護では寝たきりにしておくことが筋拘縮を来たし、さらに自立度を下げる悪循環を形成しがちなため、関節を適切に運動させることが必要である。

関連項目

参考


「拘縮」の例文・使い方・用例・文例

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