抗TNF製剤とは? わかりやすく解説

抗TNF製剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 15:46 UTC 版)

腫瘍壊死因子」の記事における「抗TNF製剤」の解説

腫瘍壊死因子TNF)は固形癌に対して壊死生じさせるサイトカインとして発見されたが、後に炎症関わる主要なサイトカインであることが判明した当初敗血症サイトカインストームに対して抗TNF製剤が試みられたが効果はなく、1993年にはじめて関節リウマチ治療に有効であることが報告された。インフリキシマブ関節リウマチ以外の乾癬性関節炎強直性脊椎炎ベーチェット病ぶどう膜炎のみ保険適応)、クローン病では単剤投与可能であるが、関節リウマチにおいてはメトトレキサートとの併用有効性関連があり義務化されている。エタネルセプトアダリムマブ併用の必要はないが併用時の方が効果明らかに高い。関節リウマチ場合4回目投与効果不充分ならば投与間隔が8週間ならば3mg/kgから10mg/kgまで増量可能であり、投与間隔が4週間ならば6mg/kgまで増量が可能である。低疾患活動性をしばらく維持できれば治療中止することが可能である。

※この「抗TNF製剤」の解説は、「腫瘍壊死因子」の解説の一部です。
「抗TNF製剤」を含む「腫瘍壊死因子」の記事については、「腫瘍壊死因子」の概要を参照ください。

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