抗腫瘍性抗生物質
【原文】antineoplastic antibiotic
抗がん剤の一種で、細胞中の遺伝物質であるdnaに干渉して細胞の増殖を妨げる。「anticancer antibiotic(抗がん抗生物質)」、「antitumor antibiotic(抗腫瘍抗生物質)」とも呼ばれる。
抗腫瘍性抗生物質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 15:35 UTC 版)
1953年に梅沢浜夫が発見したザルコマイシンが最初の抗がん性抗生物質 (antitumour antibiotic) であり、DNAポリメラーゼを阻害する。いろいろ異なる種類があるが、主に2つの方法で細胞分裂を阻止する。 DNAに結合して分離できないようにする。 酵素を抑止してRNA合成を阻害する。 マイトマイシンC、アントラサイクリン系のドキソルビシン、エピルビシン、ダウノルビシン、その他ブレオマイシンなどがある。ブレオマイシンの用量規定因子は肺であり、肺線維症を引き起こす。マイトマイシンCとブレオマイシンがアルキル化剤として考えられている。
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