技術と発明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 06:59 UTC 版)
「トイレットペーパーの向き」の記事における「技術と発明」の解説
ダラス出身のインダストリアル・エンジニアであるカーティス・バッツは、「Tilt-A-Roll」という回転式のトイレットペーパー・ディスペンサーを発明した。両親も自分と妻のように「常日頃」トイレットペーパーの置き方で文句を言い合っていた、と語るバッツが発明した装置は、「Tilt-A-Rollで結婚生活を維持しよう!」をモットーに様々な新聞や雑誌、ラジオをはじめ「ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ」などのテレビ番組でも特集された。さらに1999年には世界最大の発明展であるINPEX発明展に出品され、800以上の作品の中から「面白さとシンプルさ」を評価されて三位を獲得している。 バッツはこの装置をつくるために自宅のガレージを作業場にして仕事を始めた。「ほとんど眠らずに24時間つくり続けることもあった。今後は業者を探さなければないと、いまの量はこなせないよ」とバッツはいう。そして2000年の時点でもまだ「販売業者の選定中」であり、The Home DepotとQVCとの交渉を試みていた。2008年、Tilt-A-Rollはバッツのウェブサイトで販売された。 2009年後半にはロッキー・ハトスンという発明家も同様の装置(ハトスンはT.P. Swivelと呼んでいる)をテレビ番組「ピッチメン」で実演している。フロリダ州イボーシティに173人の出場者が集まったが、ハトスンはその中からアンソニー・サリヴァンに製品をピッチ(売り込む)する20人に選ばれた。出番を迎えたハトスンは紙をロールの「上から」引き出した。 トイレットペーパーのディスペンサーを二つ設けるという解決法は、公共のトイレやホテルで一般的になりつつある。人生相談コラム「Annie's Mailbox」でもロールが二つはいる大きなホルダーを使うよう進めているが、「over」のほうがポピュラーだとも記している。大きなバスケットに複数のロールをいれておいてもよいが、トイレをわけることも問題の解消につながる。垂直のホルダーを使うか、あるいは単純にホルダーを全く使わなくともよい。
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