手順例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 04:27 UTC 版)
△持ち駒 銀(左側) / なし(右側) 9 8 7 6 5 4 3 2 1 香 桂 香 一 王 銀 龍 と 二 歩 歩 龍 歩 王 三 歩 四 五 銀 六 七 八 九 ▲持ち駒 銀(左側) / なし(右側) 図の左側の盤面で、先手が後手玉に迫るには▲7一銀と打って詰めろをかける。後手は詰みから逃れるためには△7三銀打とするしかない。その後▲8二銀成△同銀と進むと、最初と全く同じ状態になる。この状態を繰り返すと千日手となる。 同一局面が4回現れなくても両対局者の合意があれば千日手が成立する。第59期名人戦(丸山忠久-谷川浩司)第3局(2001年5月8日)では、これによる千日手が成立した。一方で千日手に気付かずに終局した場合は投了が優先されるため、さかのぼって千日手とはならない。2006年7月2日に行われた丸山忠久-深浦康市戦(将棋日本シリーズ)では、同一局面が4回出現したが、対局者を含め関係者が気づかず、そのまま指し継ぎ、千日手とならなかった(丸山が打開し、深浦が勝利)。
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