手動操作ビジュアル着艦支援装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/09 15:23 UTC 版)
「光学着艦装置」の記事における「手動操作ビジュアル着艦支援装置」の解説
手動操作ビジュアル着艦支援装置(英語: Manually Operated Visual Landing Aid System(MOVLAS))は、特に波浪が激しく飛行甲板の揺れがひどすぎる等の理由でFLOLSなど主たる光学着艦装置が使用できない際に用いられる、バックアップのビジュアル着艦支援である。またパイロットやLSOの訓練のためにも用いられる。このシステムは、パイロットに与えるグライドスロープ情報をFLOLSと共通の灯火表示で行うよう設計されている。 MOVLASには、空母上に装備するにおいて3箇所のステーションから選択する。ステーション1は既存のFLOLSの前面に置き、FLOLSの基準ライト・着艦復行ライト・カットライトの表示機能をそのまま活用する。ステーション2と3はFLOLSから独立して、飛行甲板上の左舷側もしくは右舷側にそれぞれ設置される。MOVLASは、単に縦にオレンジ色のランプが並んでいるだけで、LSOがそのランプをハンドコントローラーで操作し、擬似的に「ボール」の動きを作って見せるものにすぎない。船の挙動を自動的に補正する機能は持っていない。
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