成田における医学部新設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 04:56 UTC 版)
「国際医療福祉大学」の記事における「成田における医学部新設」の解説
医療費抑制政策の一環として、日本国政府は1980年(昭和55年)から、医学部の新設を認めなかった。成田キャンパスの医学部は、国家戦略特区制度により新設が認められた。成田市は、新東京国際空港(成田空港)の地元という立地を生かした「医科系大学及び成田国際空港を核とした医療産業集積構想」を策定し、国家戦略特区による医療学園都市構想を提案していた。この構想の一部として、国際医療福祉大学が「国際医療福祉大学医学部設置準備委員会」を設立して医学部新設を検討した。 成田市が取得の市有地を無償貸与して補助金45億円を負担し、千葉県が補助金35億円を負担して、2017年(平成29年)4月に医学部が開設した。2020年には39科640床規模の国際的な附属病院もオープンした。 国際性を重視する特区認定の趣旨により、医学部は定員140人のうち20人が留学生枠。1年生後期から2年生にかけて、ほとんどの授業が英語で行われる。さらに6年次には4週間以上の海外臨床実習を義務付けるカリキュラムで、約30の国・地域に協力施設を確保している。
※この「成田における医学部新設」の解説は、「国際医療福祉大学」の解説の一部です。
「成田における医学部新設」を含む「国際医療福祉大学」の記事については、「国際医療福祉大学」の概要を参照ください。
- 成田における医学部新設のページへのリンク